芸術はバクハツです!

8/7・8・9の3日間、京都造形芸術大学の一般講座「クレイアニメーションの作り方・動かし方」をデザイナーのMちゃんと一緒に受講して来ました。

「クレイアニメーション」ってご存知ですか?
粘土素材の人形を1コマごとに動かして撮影し、連続した映像として見せているアニメーションのことです。幼いころ子供向け番組(セサミストリートやポンキッキとか?)などで見たことのある方も多いのではないでしょうか?

今回の講座では、動かす素材を作るところから撮影までを実際にやってみるという内容でした。

授業は毎日10:00~16:00。1日目の最初の1時間だけ概論の講義、あとは実制作でした。

素材は粘土でつくると思っていたら、鋼鉄線という針金とウレタンで作るということで、骨組み作りからはじめました。最初はなかなか思い通りの立体に形作ることができず、悪戦苦闘でした。

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やっとの思いで骨組みを作ると今度はその骨組みの中にウレタンを詰め、針金を覆うようにさらにウレタンで巻いていきます。ウレタンを巻きつけると、今度はゴム液(輪ゴムの液体)を塗ります。そして数時間置き、その上に彩色していきます。

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このころには、作業エプロンはもちろん、手や腕、顔にまで(私だけかも?)ウレタンの切れ端、ボンド、ゴム液、絵の具がべっとり。まさに芸大生(!?)な出で立ちです。
そのまま学食でゴハンを食べると、それだけでもう芸大生気分を満喫できます!(私だけかも?)

いよいよできた人形を実際に1コマごと動かして撮影し、物語にしていきます。
私は、男の子の人形がメガネを発見し、拾い上げ戻っていくという動きを撮影しました。
Mちゃんは、今マイブームの鳥さんがりんごを食べて飛んでいくというものでした。

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これが根気の要る作業で、結構大変です。少しづつ手足(羽)を動かして動いているようにみせるのですが、フレームレイトが5だと、1秒間が5コマなので、本当に途方にくれるような作業です。出来上がった作品は・・・あっという間のショートムービー(笑)でしたが、大満足な体験でした。

今回参加されている方々は、年齢層も幅広く、他府県からも多くの方がいらしていました。共通して創造することが好きで意欲的でした。

そして、なにより担当の先生がすっごく面白い!
昔、手塚治さんや藤子不二雄さん、宮崎駿さんのもとで原画を作成していたという先生は、その経験もさることながら、暇を見つけてはアニメーションの伝統の国であるチェコや世界各国に足を運び、常に作品を生み出しながら芸大でも教鞭を執っていらっしゃる大変アグレッシブな方です。ちなみに髪型はチリチリのアフロ(?)でシャツに絵の具の付いたパンツとブーツです。まさに!です。

先生は、クレイアニメーションの制作技術はもちろん、「創造する」ということ、「大学で学ぶということ」など、本当にいろいろなお話を聞かせてくれました。普段の仕事にも通じるところはたくさんあり、最近少し忘れかけていた大切なことを思い出させてくれ、同時に「想像することが楽しくて仕方ない」という原点に戻ることができたように思います。

夏の暑い日の大学生活。なかなかのものでした。w
今度は線画にもチャレンジしたいな。

ミヒャエル・ゾーヴァに一目惚れです。

日曜日は、お隣のMちゃんとウェブ学生時代の友人2人とお出かけ。

朝10時に集合して、まずは東寺で行われている「がらくた市」へ。
境内にところ狭しと並ぶ露店では、とにかくいろいろなものが売っています。
置物や時計、着物、仏像、古いレコードや楽器、佐藤製薬のサトちゃん人形まで。
宝探しのようにがらくた(?)を手に取ってみたり、前に座ってジィーと見てみたり。
見上げると青い空、穏やかな日曜日のひと時を過ごすことができました。

それから京都駅付近にあるセカンドハウスでランチをした後、伊勢丹へ。
そこで、友人が手にした「ミヒャエル・ゾーヴァ展」のフライヤーに心を奪われました!

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さっそく、伊勢丹7Fにある「美術館 えき」へ。

ミヒャエル・ゾーヴァ(Michael Sowa)さんは、タブロー画の画家である一方、
政治や環境問題をユーモラスに風刺する広告やポスターの仕事もされていました。
90年以降には本の挿絵や映画や舞台美術なども手がけられています。

その作品のすべてが愛らしく、ユーモアに溢れ、少々ブラックな風刺的表現も
「クスリッ」と笑わせてしまいます。

実は、フランス映画「アメリ」の部屋を飾る絵「治療中の犬」やベッドサイドの
豚のランプの小道具もゾーヴァさんの作品だそうです。

私は「アメリ」が大好きでDVDも持っていたので、家に帰って久しぶりに「アメリ」を
鑑賞しました。確かにありました!またまた「アメリ」が好きになりました。
そしてそしてミヒャエル・ゾーヴァさんに夢中です。(Mちゃんの鳥のようにw)

デザイン室の壁にゾーヴァさんの絵、飾りたいなぁ。
Oさん、怒るかな。

描かれた不思議な世界 ミヒャエル・ゾーヴァ展
松屋創業140周年記念展示会のフライヤー

「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」に行ってきました。

ゴールデンウィーク、終わっちゃいましたね。みなさんは、どんなふうに過ごされましたか?
私は、四国は香川(琴平、丸亀、鴨川)の方へひとり旅に出かけました。
天気予報は雨でしたが、目的地へ向かう道中では雨は止み、青空さえ覗く過ごしやすい気候でした。

旅の二日目、「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」に行ってきました。
以前より興味のあった美術館で、二日目のメインイベントでした。

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JR丸亀駅のすぐ側に建つ美術館は、周りの風景からは少し異質な建物です。
建物そのものがアートで、その中に入って行くとうい感じでしょうか。
巨大なオブジェと壁画に出迎えられドキドキしながら中へ。

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猪熊弦一郎さんの作品で特徴的なのが「色」です。
猪熊さんが多くの作品を生み出した時代の日本は戦中戦後。その世界はモノトーンを想像してしまうのですが、猪熊さんの鮮やかで強さを感じる色づかいは斬新です。フランスやニューヨークで多くの日々を過ごされた影響なのでしょうか、躍動感を感じます。
また、初期は具象画が中心でしたが中期以降は抽象画に変化していきます。常に自身の趣くままに新しい美を追求していく姿勢を目の当たりにして、その勇気こそがこれらの大作に繋がっているのだと納得でした。

「新しさということは自分です。自分を一番出したものが新しい。昔とか今とかいうんぢやないのです。他の人のもたないものが出る。それが新しいということです。」

これは、パンフレットに紹介されていた猪熊さんの言葉です。

常設されている猪熊さんの絵画の他にも「色彩の詩人 脇田和」の企画展も開催されていました。
色見や対象物も穏やかで、やすらぎを与える温かい作品ばかりでした。スケッチブックも公開されており、大変興味深いものでした。

館内の他の施設として、カフェや美術図書室もあります。
カフェは、内装や家具がとてもオシャレ。優しい音楽が流れるゆったりとした雰囲気です。
猪熊さんにゆかりある小物や書籍も置かれています。
企画展をイメージしたデザートなんかもあったりして、本当に素敵です。
レモンのシフォンケーキとカフェオレを注文して、ゆっくりと猪熊さんのアートブックを鑑賞しました。

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少し知るともっともっと知りたくなるんですよね。そのあとは美術図書室で、さらに関連画集を鑑賞しました。平日の夕方だったので私と司書の方しかおらず、画集をめくる音しか聞こえない静かな室内でしたが、緊張感などはなく自分の世界に入り込んでしまう空間でした。

気がつけば、3時間も美術館で過ごしていました。
それでもまた来たいと思える美術館です。

みなさんも一度訪れてみてはいかがですか?絵画なんてわかんないって人でも十分楽しめますよ。


「つみきのいえ」 短編アニメーション映画賞 受賞!

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(C)ROBOT Communications Inc -加藤久仁生

今、日本で、とってもハッピーなニュースとして盛り上がっているのが、
「第81回アカデミー賞」ではないでしょうか??

TVに映し出される受賞者の満足そうな笑顔を見ていると、この笑顔までの道のりを想像し、
ちょっとウルッときてしまうのです。

今回、日本からは、外国語映画部門で「おくりびと」、短編アニメ部門で「つみきのいえ」の2作品が、
オスカー受賞という快挙を成し遂げたのですが、私的に「つみきのいえ」のアニメーション作家である加藤久仁生監督の作品が大好きだったので、受賞の発表をTVで観た時は、思わず歓喜の声を上げてしまいました。(TVに向かって。。。)

加藤久仁生監督の作品は、線の描写、色づかい、全てにおいて温かみがあります。
そして、彼が生みだす幻想的な世界を目にすると、少しの間、時間を忘れてその世界に誘われます。
これまでも多くの賞を受賞され、現在では、映画やPV、CMアニメーションなども手掛けられています。(日本では最高峰といってもいい映像制作会社のROBOTに所属されています。)

受賞作の「つみきのいえ」は、上昇する海面に追われて、上へ上へと建て増しされた「積み木」のような家に一人で暮らす頑固な老人と家族の思い出の物語です。

監督が大学2年生の時に描いたイメージ画がヒントになっており、「人間がある意思を持って、そこで生きるということを描きたかった」とコメントされています。

この週末は、お茶でもしながらファンタジスタな世界に誘われてみるのもいいかも?です。

ROBOT Communications Inc. - つみきのいえ
加藤久仁生オフィシャルサイト